アメリカンガレージの一番の魅力は、自分好みにカスタマイズできることでしょう。無限の可能性を秘めた大人の遊びと言っても過言ではありません。とはいえ、難しく考えず、基本の4項目を押さえておくことで、自分の理想の空間に作り上げることができます。ここでは、これからアメリカンガレージを持ちたいというあなたのために、基本の“ガレージカスタム講座“をお教えします。
アメリカンガレージを皆様のお宅や、店舗に建設する時、最も大事なカスタマイズの基本は、設計、躯体、内装、照明の4項目です。この内のどれが欠けても、あなたが抱いた理想のガレージ像との完成したガレージ像との違和感を感じてしまいかねず、とても大切な工程です。
このケースは非常に多いのですが、大体のお客様がカースペースの敷地全部使えば、車2台駐車分のガレージがおけるのではないかと想定されるのですが、「これだと1台駐車分のガレージになってしまいます」とお答えする場合があります。そんなケースになりがちな、2つの例をここで挙げてみましょう。 輸入総販売元の当社だからこそできる、実績に裏付けされたガレージの施工ノウハウやグレードアップ術など、お客様の夢の実現のためにお手伝いいたします。
例えば、お客様が間口7,000mm以内のガレージをご希望されていた場合、各モデルで間口7,000mm以内で収まるガレージスケールは、上記の間口寸法が最も近くなります。これはガレージの綺麗なアールの形状にするために、アメリカの製造工場で決められている理想のスケールになっているためです。7,000mmの間口が作れる敷地があってもピッタリには建てることができない理由があるのです。
境界線より50cm離す必要あり
左の写真のように隣地境界に極めてくっついた場合、ギリギリにガレージは置けません。民法234条1項に、「建物を築造するには、隣地境界線から50cm以上の距離を存することを要す」という形で、最低でも50cmは隙間をあけなければなりません。 隣人の承諾がある場合は、民法234条の「相隣規定」に基づいて築造も可能なのですが、そもそも側壁に無数のボルトがあるアメリカンガレージの場合、施工スタッフがボルトをしめることができません。ガレージの左右サイドウォール(側壁)から、大人が一人通り抜けられるクリアランススペースが必要です。
お客様がアメリカンガレージをご購入される目的は、“車を入れる為の車庫として”考えていらっしゃる方がほとんどではないでしょうか? でもそれが最重要であって、それだけでは無いはずです。上記の3点は、基本的な部分なので、スタッフから聞かれる点ではありますが、しかし1つ欠如しただけで、ガレージのシチュエーションはガラッと変わりかねません。お客様がガレージで抱く夢・展望を語り尽くすことが、ガレージングの第一歩になります。
これは国産シャッターメーカーの営業さんもオススメしていることですが、「電動シャッターだけをガレージに取り付けるなら、ドアをつけてください」とのことです。万が一、ガレージ内でいた時に、大地震による停電が起きた際に、電動シャッターひとつだけの空間では、避難ができずに隔離されたまま、2次災害に遭ってしまう可能性があるからです。また、磨りガラスのドアをつけると、シャッターを閉めた後も、光とりになるメリットもあります。
ガレージの打ち合わせの時に、躯体の名称でスタッフがお話しするケースがございます。専門用語に聞こえて分かりにくい場面があるかと思いますので、まずは躯体の名称をご紹介します。