デザインのポイント
今回のデザインのテーマは、最近主流としてある『洋風とモダンの中間のような風合いを持つエクステリアデザイン』でございます。
新築工事の外構ではよく目にする化粧ブロックを使用したモダンスタイルの外構ですが、最近では門袖や塀などを塗装したり、石張り・ガラスブロック・穴あきブロックなどを使ったスタイルが定着しました。
こちらのデザインの最も印象的な所は、塀から門袖の部分ではないかと思います。
塀の上から2番目にあたる部分にのみ石張り材を張り付けておりますが、立体的に見せる為、凹みを作りそこへ石張り材を張っております。
ポイントとなるこちらの塀の凹みですが、凹みを作った理由が3つあります。
①のっぺりと平坦で凹みが無いブロックに石を貼ってしまうと、そこだけがはみ出た様な格好になり見た目が良く見えなくなる点。
②凹みが出来た上下のヘリに石張り材が十分固定出来るようにする点。
③外から建物内への視線を、出来るだけ塀の窪みに施された石張の方へ視線を逸らす目的。
この3つが考慮されて設計致しました。
クローズ外構なので、デザインが単調にならないように、門袖(ポスト・表札・インターホンが付いている壁)は、すべての部分を石張り材で張ったデザインにしております。
塀の壁が白く塗装されてるので、門扉と跳ね上げ門扉はアイボリーでコーディネート。
お庭には家庭菜園スペースを設けておりますので、庭仕事で疲れたら休憩したり、採った野菜を洗って昼食にしたり出来るスペースとしてベンチを配置致しました。
普段のライフスタイルの中で、より快適に楽しく過ごせる空間作りをモットーにデザインしました。