デザインのポイント

ご高齢者向けの施設として、和風の外構プランを設計デザインしております。

建物内からパノラマのように広がる純和風庭園が素晴らしい美観。
建物の中庭とお庭のスペースを意図的に繋げておりますが、中庭の屋根の部分だけがガラスで出来ているので、真上からの日の光がガラスに照らされて神秘的な空間を演出。

庭の随所にごろごろと散らばる大小の様々な庭石は、建物側には小さい庭石を、一部大きい石は地中に埋め込んで頭の部分だけ出し、京都の庭園をイメージしております。
大きい庭石は、水辺の部分に集めて、建物から遠ざける事で建物からお庭を見た際の立体感を作り出しています。

また、庭園内には茶屋スペースを設けております。
ご高齢者の方々がゆっくりとくつろげるように、赤い布で包まれた腰掛とパラソルで古都の茶屋をイメージしてみました。
格子状のパネルを立てておりますので、秋になったらお茶を飲みながら植えられたイロハモミジとヤマモミジの紅葉も楽しめると思います。

施設の玄関側には車い椅子や高齢者に配慮してスロープも設置して手摺を取り付けました。
最近では、洋風やモダンの外構が増えておりますが、敢えて正統派の和風の魅力をデザイン設計してみました。